広島市内のこども園で、子育て通信「えがおがいっぱい」を発信しています。その第53号(2024年5月号)です。
1歳の息子の「後追い」がひどくて、イライラが爆発しそうです。
「後追い」が始まると、ゆっくりとトイレにも行けません。ママは自由を奪われているような気持ちになり、イライラをためこんでしまいます。ギャン泣きする子を放置して、後で罪悪感に苦しむママもおられます。
赤ちゃんは6カ月くらいになると、ママの顔を見分けられるようになります。でも、まだ想像力がないので、「ママが見えない = ママがいない」になってしまうのです。後追いするということは、「ちゃんと成長している」「ママとの愛着が育まれている」ということなので、ご自身の子育てに自信を持っていいということです。
「ママはそばにいなくても、私のことをいつも思ってくれている」と想像できるようになれば、後追いは自然に終わります。
とはいえ、うまく乗り切りたいものです。
コツとしては、
①できるだけ子どもから見えるところで家事をする
②子どもから見えないところでは、声をかけてママがいることを知らせる
③子どもが泣いても、戻ってきたときにギュっして、子どもが安心する声掛けをする、です。
子育て中のママにはやることがいっぱい。全部を完璧になんてできません。「まっ、いいか」を口癖にして、自分にやさしくなることで、後追いを乗り越えてください。
先輩ママのノウハウをいろいろ試して、組み合わせて使ってみてください。
◆言葉が分からなくても、「ママは〇〇するから、少し待っててね。すぐ戻るから」と子どもの目を見ながら言って離れる。離れている間も、「ママここにいるよ」と声をかける。戻ってきたら「待っててくれてありがとう」と、ギュっする。
◆おんぶして、家事をする。
◆台所へおもちゃを持ってきて、そばで遊ばせる。(危険なモノは片づけておく)
このブログに書ききれないことを本にしました。
やさしい気持ちで、自信を持って子どもに接することができるようになる一冊です。お買い求めはAmazon/楽天で。
(「子育て通信53」完)
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